こちらの記事では、「デザインがしやすい」イラストの作り方をご紹介いたします。
全てが守られている必要はありませんが、できるだけ下記の内容に沿ってイラストを作成すると、デザインの幅が大きく広がります。
イラストのレイヤーを分ける
イラストのレイヤーが分かれていないと、「イラストの上に文字を載せる」だけの状態になってしまいます。
もちろんそれでも十分ですが、文字とイラストのレイヤーを交互に重ねることによって「奥行き感」「躍動感」が演出でき、デザインのクオリティが大きく上がります。
理想のレイヤー構成
「細かすぎず、大雑把すぎず」レイヤー分けしてください。
一番多いパターンだと、「人物絵」「背景」でのレイヤー分けです。
そこに小物(例えば花吹雪、ステッカーなど)がある場合、それもレイヤー分けをしてもらえると、文字の上にイラストを載せて奥行きを演出できます。
レイヤーの「分けすぎ」に注意
制作中、デザイナーは頂いたイラストを何度も移動させます。
その時に一部分だけ選択し損ねてしまったり、移動できていなかったりすると、その部分だけ消えてしまいます。
そのため、例えば「線画、塗り、加工、光、影…」など細かくレイヤーを分けないようにしてください。
基本的に「バラバラになってしまうと困るもの」は1つにまとめておくイメージです。
大きめにイラストを描く
「必要最低限」は本の原寸サイズ
イラストの最低サイズは、「本のサイズ + 天地左右に3mmずつ」です。
これは印刷する上で必要最低限のサイズとなり、普通にデザインする分にはこのサイズで問題ありません。
しかし、デザイナーに「切り取り方の選択肢」を用意してもらえると、デザインの幅が大きく広がります。
トリミングを前提に描いておく
A5サイズの本なら、A5サイズでイラストを描けば問題ありません。
しかし、A5サイズの本に対してA4、A3など大きなサイズで描いて頂けると、デザイナーが自由に絵をトリミングできるようになります。
「顔面のアップの絵」から「全身入れた”引き”の絵」まで、デザインに合わせて選択できると、より幅広いデザインをご提案できます。
幅広いデザインをご提案することによって、ご依頼者様に多くの選択肢をご用意でき、イメージにあったデザインを制作できるようになります。