同人誌の表紙をデザイナーに頼んでみたいものの、「何を準備すればいい?」「どこまでお願いできる?」「料金はどこを見て比較すればいい?」と迷う方は多いと思います。

表紙デザインの外注は、完成したイラストを渡してレイアウトだけ依頼するケースもあれば、イラストを使わずタイトルや図形、写真素材などで一からデザインしてもらうケースもあります。

依頼先によって料金だけでなく、修正回数、提案数、納品形式、特殊装丁への対応なども異なります。

初めて依頼するときは、価格だけを見るよりも「自分がお願いしたい範囲まで対応しているか」を確認することが大切です。

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同人誌の表紙デザインを外注すると、どこまで頼める?

「表紙デザイン」といっても、依頼できる範囲はデザイナーによって違います。

よくあるのは、完成したイラストを使ってタイトル・作者名・背景などをレイアウトしてもらう依頼です。

一方で、イラストを使わず、文字や図形、写真素材などを組み合わせて表紙全体を作るデザイナーもいます。

さらに、

  • 表1・背表紙・表4を含めた表紙全体
  • カバーデザイン
  • カバー下表紙
  • タイトルロゴ
  • 箔押し用データ
  • 特殊装丁用データ

などまで依頼できる場合もあります。

イラスト制作とグラフィックデザインは別の仕事として扱っているデザイナーが多いため、「キャラクターイラストも描いてもらえる」とは限りません。

依頼先を探すときは、まず対応範囲を確認しておくと安心です。

同人誌の表紙デザインはどこに依頼する?

依頼先を選ぶときに、最初に見たいのが制作事例です。

デザインにはかなり好みがあります。

かわいい表紙が得意な人、余白を活かしたシンプルなデザインが得意な人、タイポグラフィが得意な人など、同じ「表紙デザイナー」でも仕上がりはさまざまです。

依頼前には、少なくとも次の点を確認しておきます。

  1. 制作事例が自分の好みに合っているか
  2. 希望している制作内容に対応しているか
  3. 料金に何が含まれているか
  4. 修正できる回数・範囲
  5. 希望納期に間に合うか
  6. 納品されるデータ形式
  7. 利用する印刷所や特殊装丁に対応できるか

特に大切なのは制作事例です。

「上手だから頼む」だけではなく、自分の本をその人の作風で作ってほしいと思えるかで選んだ方が、完成後のミスマッチを減らしやすくなります。

表紙デザインを依頼する前に準備しておきたいもの

問い合わせの時点ですべて決まっている必要はありません。

ただ、以下の情報が分かっていると見積もりやスケジュール確認が進みやすくなります。

  • 希望する納品日
  • 利用予定の印刷所
  • 本のサイズ
  • 小説か漫画か
  • 表紙に使うイラストの有無
  • タイトル・サークル名・作者名
  • 希望する雰囲気や色
  • 必ず入れてほしいモチーフ
  • 箔押しなど特殊装丁の予定
  • 予算が決まっている場合はその金額

背幅はページ数が決まらないと確定しないため、問い合わせ時点で未定でも珍しくありません。

タイトルやイラストがまだ完成していない場合も、いつ頃用意できる予定なのか伝えておくと話を進めやすくなります。

「おまかせ」で頼む場合も、譲れない条件は伝える

デザインそのものはおまかせしたい場合でも、「絶対に青を使いたい」「この花だけは入れてほしい」「暗い雰囲気にはしたくない」など、譲れない条件があるなら最初に伝えます。

デザイナー側の「おまかせ」と依頼者側の「おまかせ」が違っていると、完成後に大きな修正が必要になることがあります。

細かなレイアウトまで指定する必要はありません。

決めてほしい部分と、自分で決めたい部分を分けて伝えるくらいで十分です。

同人誌の表紙デザインを依頼する流れ

細かな進め方は依頼先によって異なりますが、大まかには次のような流れです。

ポートフォリオや実績を確認する

まず、依頼したいデザイナーの制作事例・料金・受付状況を確認します。

好みに合う作品があれば、その作品を覚えておくと問い合わせ後のイメージ共有にも使えます。

問い合わせる

希望納期や本の仕様、依頼したい内容を伝えます。

この段階で料金やスケジュールについて分からないことがあれば確認します。

見積もり・発注

依頼内容をもとに見積もりを確認します。

料金だけでなく、修正回数、納品内容、追加料金が発生する条件なども一緒に確認しておきます。

支払いのタイミングは依頼先によって異なるため、先払い・後払いなどの条件も確認してください。

制作に必要な情報や素材を渡す

タイトル、作者名、あらすじ、イラスト、希望する雰囲気など、制作に必要なものを渡します。

参考画像を送る場合は、「この画像の何が好きなのか」まで伝えると意図が伝わりやすくなります。

たとえば「この表紙みたいにしてください」だけではなく、「余白が多く静かな雰囲気が好き」「タイトルの小さな配置が好き」といった伝え方です。

デザイン案を確認する

デザイン案が届いたら、文字の間違いだけでなく、全体の雰囲気や配置も確認します。

修正したい場合は、「なんとなく違う」だけではなく、気になる場所と希望を具体的に伝えると修正が進みやすくなります。

最終確認・納品

デザイン確定後、印刷所へ入稿できる形式でデータを受け取ります。

入稿そのものまで代行してもらえるかどうかは依頼先によって異なります。

利用する印刷所が決まっている場合は、対応テンプレートや入稿仕様についても事前に確認しておくと安心です。

Inky Designでの具体的な進行方法は「ご依頼の流れ」にまとめています。

同人誌の表紙デザインを外注すると料金はいくら?

表紙デザインには一律の相場があるわけではありません。

同じ「表紙デザイン」でも、

  • イラストを支給するか
  • イラストなしで一から構成するか
  • 表1だけか、表4・背表紙まで含むか
  • 提案されるデザイン案の数
  • 修正回数
  • タイトルロゴを別途納品するか
  • 特殊装丁用のデータが必要か
  • 納期が短いか

などによって料金が変わります。

そのため、金額だけを横並びにして比較すると、実際にはサービス内容がかなり違うことがあります。

たとえば、修正回数が少ない代わりに料金を抑えているプランと、複数案から選べるプランでは、同じ表紙デザインでも条件が違います。

料金を見るときは「いくらか」と同時に「どこまで含まれているか」を確認してください。

Inky Designでは、現在、同人誌の表紙デザインを12,000円から受け付けています。プランごとの料金や追加オプションは料金ページで確認できます。

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依頼後に困らないために確認しておきたいこと

修正回数

「修正可能」と書かれていても、何回でも無料とは限りません。

修正回数の上限や、大幅な作り直しが追加料金になるかを確認します。

納期

イベント前は印刷所への入稿締切もあります。

デザインの納品日をイベント直前に設定するのではなく、印刷所へ入稿するための時間まで含めて逆算する必要があります。

納品形式

印刷用PDF、PSD、AIなど、納品される形式はデザイナーによって異なります。

編集可能な元データが必ずもらえるわけでもありません。

「あとから自分でタイトルだけ変更したい」といった予定がある場合は、事前に確認しておきます。

使用する素材

自分で用意した写真・イラスト・フォントなどを渡す場合は、同人誌への使用が認められている素材か確認してください。

素材サイトから取得した画像を使う場合も、利用規約によって許可される範囲が異なります。

表紙デザインの依頼でよくある質問

Q
イラストがなくても依頼できる?
A

対応しているデザイナーであれば依頼できます。
文字、図形、写真素材などを使い、イラストなしで表紙を作る方法もあります。

Inky Designでもイラストなしの表紙デザインに対応しています。

Q
背幅がまだ決まっていなくても依頼できる?
A

依頼先によりますが、ページ数確定後に背幅を反映する進め方もあります。
本文が完成していない段階で依頼する場合は、背幅が未定であることを先に伝えてください。

Q
タイトルがまだ決まっていなくても相談できる?
A

こちらも依頼先によります。
制作開始までに必要なのか、仮タイトルで進められるのかを確認します。

Q
特殊装丁も一緒に相談できる?
A

箔押し・特殊紙・ニス・空押しなどに対応しているデザイナーもいます。
特殊加工は印刷所ごとに入稿仕様が異なるため、利用予定の印刷所も一緒に伝えるとスムーズです。

Q
印刷所への入稿までお願いできる?
A

データ制作のみのデザイナーもいれば、入稿代行まで対応するケースもあります。
「入稿可能なデータを納品」と「実際に印刷所へ入稿する」は別なので、必要な場合は確認してください。
さらに細かな疑問については、よくあるご質問にもまとめています。

表紙を外注するなら、作風と依頼条件の両方を見る

表紙デザインを外注するとき、料金はもちろん気になるところです。

ただ、実際に一冊の本として仕上がったときの満足度には、デザイナーとの作風の相性もかなり影響します。

個人的には、依頼先を探すときは料金表より先に制作事例を見てもらいたいと思っています。

その順番の方が、単純な価格比較だけで選ぶよりも、自分の作品に合った依頼先を見つけやすいはずです。

Inky Designでも、小説・漫画同人誌の表紙や装丁を制作しています。

ご依頼を検討している方は、まず制作事例をご覧いただき、作風が好みに合うか確認してみてください。